国立新美術館でエミリー・ウングワレー展を見てきました。別の展覧会が目当てだったのですが、以前から興味があったので。
私は絵の事も全く分かりませんが、ただ配色の美しさにいたく感心しました。びっくりする程「オシャレ」なのです。自然の美しさを見たときに感じるモノとまるで同じでした。私にとって、自分の目で見る自然美に一番近い芸術美でした。
多分それは、オーストラリアのど真ん中の砂漠地帯、ブッシュで生まれ誕生日も知らずに育った彼女のものだからだと思います。教わるでも勉強するでもなく、大自然から受けるものが全て。
そして、ずっと見たかった写真集「植村直己記念館」。
本を読んで文章から想像していた通りの写真、想像以上の写真、想像もしていなかったような写真。どれを見ても「あぁ~」っとなります。
おそらく死ぬまでこの目で実際に見ることのない風景がそこにありました。
写真、それを撮った植村直己さんは、その時、そこにいて、カメラを構えてシャッターを押した。その切り取られた風景を、今、ここにいる私が見ている。ものすごく不思議な感じがしました。
絵にしても写真にしてもそれ自体より、その人がその時見ているモノ、感じているモノ、受けているモノ、決して自分のものにはなり得ないモノの方に強く惹かれます。


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